

アスファルト道路に落としてしまった…
2011年から使用していたipod touch (第4世代)をうっかり落としてしまった。
アスファルト道路にガラスの表示面側から落下したため、上の画像の通り液晶パネルはヒビだらけ。
多少見づらいだけなら我慢もできるが、画面上を指でこすれば細かいガラス片が指にひっかりボロボロと落ちてくる。
指先でとがったガラス片をこすってしまえばケガをしてもおかしくないし、飲みかけのコーヒーに入りでもしたらたまらない。
まずは応急処置として「透明テープ」をヒビの上から貼っておいた。
透明テープは応急処置としては優秀。
ガラス片の落下を防ぐだけでなく貼り付けたテープのおかげでヒビの段差を気にせず操作ができる。
しかし、このまま使い続けるというのも何なので、自分で分解&修理してみることにした。
ウェブで調べてみると「かなり難しい」との噂があるが…それでこそチャレンジしがいもあるだろう。
(本ページの情報を元に試される方は自己責任で行ってください)
修理に必要なものはamazonで購入できる。
私のiPod Touch(第4世代)は「画面が割れた」ことに加え、以前より「ホームボタンが反応しない」不具合もあったので、この機会に修理することにした。
購入したのは、以下3点。
(1) iPhone/iPad/iPod分解修理工具セット(開封ツールキット)
…これがなきゃ始まらない。分解を試みるならば絶対必要。
…一緒にバッテリー交換をするのなら、開封ツールキット付きのこちらでも良いだろう。
(ただしバッテリー交換はかなり難易度が高い)
(2)【ホームボタンケーブル】【Home Button Flex Cable】 for iPod touch 第4世代
…ホームボタンの不具合があったので一緒に購入した。不具合がなければ不要。
(3) iPod touch 第4世代用 タッチパネル(フロントガラスデジタイザ) 液晶パネルセット
…今回の主役。(中国から発送だったので、到着まで10日ほどかかった)
他にも
・ピンセット(バッテリーがつながったまま作業するため、一応、絶縁されているものがオススメ)
・取り外したネジを入れておく小箱(ネジが小さく無くしやすい)
・ドライヤー(開封時の両面テープのノリをはがすため)
などがあると良いだろう。
分解作業については、こちらのページを参考にさせていただいた。
分解工房『Apple iPod touch 4G(第4世代) フロントパネル交換修理方法/全4ページ14工程』
http://bunkaikoubou.jp/ipod/touch4g/t4g_1front.html
ある程度の工作経験があって、1回やってみれば「ああ、こんなもんか」というレベルだろう。
失敗なく行うためにはとにかく丁寧に、分解時に部品を動かす際は必ず「どこに負荷がかかるか」を良く見て、慎重に行うことがコツだ。
iPod開封には、吸盤でフロントパネルを引き上げる工程がある。
しかし、今回の私のケースのようにあまりにもメチャメチャに割れていると、空気が漏れて吸盤のつきが悪い。
そこでフロントパネルにガムテープを貼り、その上から吸盤を貼り付けることで開封に成功した。
細かいケーブルを切らないように、切らないように…。。
ホームボタンは↓こんな小さな部品。本体の分解さえできれば、ホームボタンの交換は容易。
古いホームボタン部品をはがし、新しいものを貼り付けるだけだ。
今回購入したホームボタン部品は、導電性テープがあらかじめついており裏紙をはがすだけで簡単に貼り付けることができた。
こちらも分解工房さんのページを参考にさせていただいた。
分解工房『Apple iPod touch 4G(第4世代)ホームボタン部品交換修理方法/全3ページ11工程』
http://bunkaikoubou.jp/ipod/touch4g/t4g_1button.html
組み立ては、さきほどの分解の手順の逆を行えば良い。
一番注意しなければならないのは、フロントパネルをとりつけ、最後の最後蓋をするところ。
指で強く押しただけで、フロントパネルのガラスは容易に割れるようだ。
そして、修理完了。
iPodもiPhoneも精密なデバイスだが、見えない部分は「両面テープを多用」していることに驚く。
分解にドライヤーが必須なのも、なんだか手芸をやっているような気分になった。
確かに難易度は高め。しかし、たまにこういう小さいものに指で触れるのも悪くない。
