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2012年版ファービーをハックする#4 「電磁波でクロックをいじる」 "How To Change Furbys Clock by Home appliances"
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蛍光灯の電磁波で動くファービー。

If you need an English version, Please click here.

動画の通り、改造により蛍光灯のon/off、ミノムシクリップの位置でファービーの挙動が変化する。
ファービーの基板上には36.768kHzの水晶発振子がのっているようだ。
これを家電の発する「電磁波」でコントールするのが今回の改造。

実験したところ卓上蛍光灯に近づければファービーはクロックアップしたが、PC用液晶モニタに近づければ逆にクロックダウンした。冷蔵庫だったら、エアコンだったら、どうなるだろう?

お手軽な改造だがありふれた家電を「発振器」として解釈すると、とても面白い。
それでは今回のファービー改造、いってみよう!


■ファービーの分解方法については、これまでの記事#1#2#3参照。
■電磁波については、図画工作HACKS!(その1) 『電磁波の歌を聴け』(前職で書いた記事)を参照。


【 今日のワークショップ 】
漏れ出た電磁波をクロックにしてみる


当記事の内容を実施する場合は、自己責任で行ってください。小さな子どもは必ず保護者とともに作業してください。いかなる損害が発生しても、筆者およびロケットコミュニケーションズは一切の責任を負いかねます。
【用意するもの】
・分解したファービー
・はんだごて
・ヤニ入りはんだ
・小さめのラジオペンチ
・導線
・2回路3接点(6p)トグルスイッチ(1個)
・導線付きミノムシクリップ(1本)


【手順】
[1] 基板上から水晶発振子をはずす

水晶発振子は目の裏の基板にある。
基板の裏側(はんだ面)から、水晶発振子の両足を順にはんだごてで加熱しながら、小さめのラジオペンチで上にひっぱり外す。
外した水晶発振子。
周波数は36.768kHzと思われる。
(クロックが遅いのは省電力のためか?)

[2] 導線をはんだ付けする

水晶発振子があった位置に、かわりに2本の導線をはんだ付けする。

[3] ミノムシクリップの導線を半分に切る

両端にミノムシクリップがついている「導線付きミノムシクリップ」。
これを半分に切り、以下のような2本のコードにする。

[4] トグルスイッチにはんだ付けする

2回路3接点のトグルスイッチは、ピンが6本ある。

この6本のピンに、以下のように配線する。

水晶発振子は元々ついていたものを接続。

改造はこれだけ。

[5] 動作確認

トグルスイッチを動かすことで、ファービーの挙動が

  (A) 通常通り [基板と水晶発振子がつながる]
  (B) いつもと違う [基板とミノムシクリップがつながる]


と切り替わる。
(B)に切り替えた上で、ミノムシクリップの先端を蛍光灯やパソコンに近づけると、ファービーの動作速度が変化することを確認する。

ファービー(が内蔵するコンピュータ)は、一定のリズムで動いている。通常は水晶発振子でつくられた規則正しいリズムで振動している。
今回の改造は、スイッチを切り替えることで水晶発振子のかわりにミノムシクリップが接続されるようにした。

ミノムシクリップはアンテナとなり、家電から漏れ出た電磁波をキャッチする。電磁波の不規則な振動はコンピュータに伝わり、そのリズムでファービーが動き出したと考えられる。
そのため、ミノムシクリップを近づける機器の種類や距離、近づけ方によってファービーは様々な動き方をする(あるときは遅く、あるときは速く、場合によっては動かない)。

おまけ
ミノムシクリップの先端に40kHzの水晶発振子をつけても「ちょっとだけオーバークロック」で動作する。

次回もさらにファービーを改造してみよう!



https://www.timeticket.jp/items/5852
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