ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
NEWS
ロケコミュの工作が日経 TRENDY (トレンディ) 2014年 03月号 [雑誌]で紹介されました。
特集『コストコ、イケア、100円ショップより面白い!巨大ホームセンター買遊術』
LINKS
PROFILE
OTHERS

ロケットコミュニケーションズ blog

科学イベントやワークショップを行う実演集団が、知的好奇心を刺激するアイデアや活動を発信します。公式ページはこちら
<< ZINEをつくろう! | main | 板チョコはホントに無限に食べられるだろうか? >>
あらゆる場所にクロネコが
このエントリーをはてなブックマークに追加
by Keiju SOTOGUCHI
 
どこからか、クロネコの声。

 東京・秋葉原を歩いていたら、ふと電子工作がしたくなった。
 最近の秋葉原には時間貸しのワークスペースが点在しており、キット購入の10分後には製作を始められる。
 そういった場所の登場で「ものづくり」は喫茶店で時間をつぶしたり、ハンバーガーを食べるのと同じくらい、街の日常風景の中でするものになってきた(まだ限られた地域ではあるが)。

 「スイッチを押すと猫が鳴く」…私はそんなキットを店頭で手に取った。
 購入したのはマイコンキットドットコム製MK-116「防犯アラームやおもちゃに最適!ミャオーミャオーと鳴く。猫の声発生キット」(原文ママ)。

 秋葉原・千石電商で購入したその10分後には、ハンダ付けを開始していた。

当記事の内容を実施する場合は、自己責任で行ってください。小さな子どもは必ず保護者とともに作業してください。いかなる損害が発生しても、筆者およびロケットコミュニケーションズは一切の責任を負いかねます。
by Keiju SOTOGUCHI
というわけで、つくってみた。
ボタンを押せばニャーと鳴く。
このキットに面白さを感じたのは、あらゆる機器にネコの鳴き声を組み込めること。

つまりデジカメのシャッターとこの基板を接続すれば、シャッターボタンを押すたびネコが鳴く「ネコカメラ」が完成する。
PCのキーボードに仕込めば、キータイプごとにネコが鳴くやかましい「ネコキーボード」が作れる。

箱に入れて「シュレディンガーの猫」…なんて、どうだろう?
好きな場所に、あらゆる場所に、姿の見えないクロネコが仕込めるのである。

マニュアルにない部分に配線する

私はこの手のおもしろキットを、小学生の頃にいくつも作った記憶がある。 
ひとつの完成品を自らの手で作り上げることの喜びは大きい。

小学校3年生の私がこのキットを作ったならば、マニュアル通りつくりやがて「完成」にたどり着き、ハイテンションで立て続けにネコをニャーニャーと鳴かせてまた喜んだことだろう。
しかし、30回も猫をにゃーと鳴かせた後は玩具箱に放り込んでお終いだったかもしれない。

私が電子工作の本当の面白さを知ったのはもっと大人になってからだ。
例えば電子工作キットは、マニュアル通りに配線すれば動作することはほぼ保証されている。
本当の面白さは「マニュアルに書いてないことをする」ことから始まることに気づいたのだ。
ファミコンゲームのエンディングを見て終わった気分でいたら、数年後に実はそれが「真のエンディング」じゃなかったことに気づいたような気分だった。

子どもの頃、玩具箱に放りこんだ電子回路をひっぱりだし、そこに線をつないでみる。
別の動作をする回路同士をつなぎ合わせたら、一体何が起きるだろう?

ひねくれクロネコをつくる

このキットを愛すべき"ひねくれ猫"にしてみよう。
人間が期待した通りニャーと何て鳴かない猫だ。

そのために、マニュアルに「配線しなさい」と書かれているR2の抵抗を外してしまうのだ。
by Keiju SOTOGUCHI
R2の抵抗で猫の鳴き声の周波数を決めている。

なにが起きるか?動画で見てみよう。


ファービーに引きつづき、ひねくれ者というか”凶暴”か”絶叫”になってしまった気がするが…。。

回路を指でちょっと触れるだけで、鳴き声は極端に変る。
ちょっとした電子楽器のようでもある。
こんな簡単な電子回路であるが、実はやっていることは「プリセット・サンプラー」という楽器と変らない。

時間があれば、この「ひねくれたクロネコ」回路をもっと改造してみたいと思う。


このエントリーをはてなブックマークに追加
| 工作 | 00:17 | comments(0) | - |









->